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胃カメラ案内   経鼻内視鏡     皆様からの御質問集

写真 当院では精度の高い検査を行い,かつ検査の際の
患者さまの苦痛を最小にするために最新の経鼻内視鏡を導入しております。
内視鏡検査は、臓器の内腔面を被う粘膜の変化(色調、凹凸など)を直接観察し、病気を見つける検査の事です。他の検査では検出できない微細な変化を捉えることができるため、癌の早期発見にもつながる保険診療検査です。
その癌は1981年に日本の死亡原因の1位になってから、その順位は変わっていません。

1985年にピロリ菌が発見されて以来、胃癌をはじめとする胃の疾患に、このピロリ菌が深く関わっていることが判明してきました。胃の粘膜に住みつくピロリ菌の状態を観察すれば、将来胃癌の発生を予防することができます。





                           

経鼻内視鏡  上部消化管内視鏡

写真 皆様は、いままで風邪をひいた時、内科診察において舌の奥をヘラみたいなもので押されて「オエッ」となりそうな経験をしたことがありませんか?これを咽頭反射(いんとうはんしゃ)といいますが、口から内視鏡を入れる場合は、多少なりともこうした咽頭反射が起こります。 ところが、鼻から入れる内視鏡の場合、舌の根元に触れないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく検査を実施することができます。 従来の経口による内視鏡検査に比べ、検査時の抵抗感・恐怖感、また不快感等が大幅に軽減され、検査を受けられる方への負担が少なくて済む利点があることから、こうした鼻から挿入するケースが増えてきています。


当院で採用している胃カメラは『極細径内視鏡』です。その直径は5mm台と鉛筆より細く、90%以上の方で鼻からの内視鏡挿入が可能です。


経鼻内視鏡検査は従来の口からの内視鏡検査と異なり、たいへん苦痛の少ない検査法ですので、通常は鎮静剤(=静脈麻酔,眠り薬)を必要としません。


鎮静剤(=静脈麻酔,眠り薬)なしでの検査終了後は、すぐに検査結果を聞いて、自分でお車を運転して帰ることも可能です。もちろん従来法の経口からの胃カメラも行っています。


鼻腔が狭い方では経鼻挿入ができない場合があります。このような場合は静脈麻酔を使用して経口法で検査を行います.。一般に検査に使用される鎮静剤は血中半減期が12-24時間と長いものがほとんどですので、鎮静剤を使用した検査後はたとえ2-3時間休んでも車の運転は極めて危険です。当院では鎮静剤使用後のお車の運転は控えていただいておりますのでご了承ください。

当院での胃カメラについて

内視鏡学会認定専門医、指導医(過去約43,000人に胃内視鏡検査を施行)の院長が、検査を施行させていただいています。 検査予約はお電話でも受付けておりますが、できるだけ検査前に一度ご来院いただき、検査の説明などをさせていただいています。ご了承ください。 また通常胃カメラは朝食を抜いて朝一番に・・と思われがちですが、朝食を摂っても6-8時間経過すればほとんどの方で検査は可能です。

検査曜日 月〜土(水・土は13時まで)

来院時間 受診時にご確認ください

検査時間 約5-10分(麻酔には別途時間がかかります)

検査内容 ・食道・胃・十二指腸の観察

・ポリープや潰瘍,胃炎や腫瘍などを認めた場合は組織検査(顕微鏡検査)

・慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍を認めた場合はピロリ菌検査,など

検査費用 5,000-9,000円(3割負担の場合.初再診料・投薬料などは含まれてません。)
                (組織検査の有無などで費用は変わります)



ピロリ菌は胃潰瘍・胃がんの原因です!

ピロリ菌は胃の中で生息する細菌です。一般に強酸である胃酸が分泌されている胃の中ではほとんどの菌は生息できません。しかしピロリ菌はアルカリ性のアンモニアを作り,胃酸を中和することにより胃粘膜内で生息することが可能なのです。このとき産生されるアンモニアが胃粘膜を傷害することが分かっています。 以上のような理由から,ピロリ菌に感染すると全ての人に慢性活動性胃炎が起こります。このピロリ菌を除菌することにより胃炎が治ることも分かっています。本邦では50歳以上の方のピロリ菌感染率は約80%と非常に高率で全人口のうち約6,000万人がピロリ菌感染陽性者であると推測されています。気になる方はぜひ気軽に一度当院にご相談ください。 なんでも御気軽に御相談ください。お電話でも御予約承っております。


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